地域歴史講座 開講しました

平成27年5月8日(金)中央公民館主催講座の地域歴史講座が始まりました。

今年は播磨国風土記編纂から1300年の記念すべき年です。

「そもそも風土記とは何なの?」と歴史に興味を持たれた方をはじめ、歴史通の開講を待ちわびている方などと一緒に風土記を学ぶ地域歴史講座がスタートしました。

初回は、3月まで宍粟市歴史資料館で館長をされておられた垣内 章氏を講師にお迎えし、『五風土記と古代の世界』をテーマにご講演いただきました。

 

 

 

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それぞれの風土記の記述内容から伺える地域性を教えていただきました。

例えば葬送儀礼の記述が多いのは播磨国風土記で、墓という字が27ヶ所記述されていますが、出雲国風土記では墓山という山の名前で1カ所のみ。

豊後に於いては記述なし、常陸国風土記では葬殮や葬式の状態が記述されているなどの違いがあるそうです。

ヤマタノオロチやスサノオノミコトなどは出雲神話で有名ですが、日本書紀・古事記にしか記載されず、出雲国風土記には記述がない事や、またその出雲神話も中央で語られるのとは大きく違うことも教えていただきました。

 

 

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受講生の皆さんからは、銅鏡・銅剣の発掘、また中国文化とのかかわり・ねひめの伝承・地名等にゆかりを持つ神社・また、素人が読むとしたらどんな本がおすすめかなど、多岐にわたる熱心な質問がありましたが、、一つ一つ丁寧に答えていただきました。

最後に同じ文の同じ情報を得ても、それぞれに解釈が違う事もあり、また新しい情報には新しい注釈も考えられ、古代史の研究の世界の動きは変化しつつ、また日々すすんでいると締めくくられました。

垣内先生、手にする事の出来ない貴重な資料を手に取れる機会を受講生の皆さんに与えて頂き、本当にありがとうございました。

次回は6月2日(火)午前10時から『播磨国風土記と播磨の世界』をテーマに姫路文学館 学芸員 甲斐 史子氏を講師にお迎えし開催します。

この講座は引き続き受講生を募集しています。

詳しくは℡ 0790-42-2151 加西市中央公民館までお問い合わせください。