第3回 キラリ♡ハートフル講座を開催しました。

平成27年7月3日(金)(元)兵庫県人権啓発協会 講師の永松 國光 氏を講師に迎え、『温故知新~歌でつづる昭和の人間模様~』をテーマに第3回 キラリ♡ハートフル講座を開催しました。

 

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「同級生の顔に、青春時代の思い出がよみがえった」と53年ぶりに同窓会に出席された話をされ、その時代を象徴する“ ああ上野駅 ”をハーモニカで演奏されました。

子どもの頃に吹いていたハーモニカを60歳を過ぎて再び手にしたら、脳の奥底に残っている感覚で吹くことができたそうです。

また 同じく60歳を過ぎてからキーボードを独学で始められたそうで、「小学校・中学校で教鞭をとられていたものの、社会科担当で音楽は専門ではない」と言われる永松氏の見事な演奏ぶりに、「自分も今からでもやればできるだろうか」と勇気と希望を持たれた受講生さんもおられた事でしょう。

 

 

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人権の講師として回を重ね講演される中で、人権とは何なのだろうと考え続けられた先生。

そしてその中で導き出された人権とは何かについて話されました。

人は、生まれてから死ぬまで、地域・夫婦・親子間にある人権、また子どもが学校に通い始めたら・・・など、どんどん人や地域に関わりが増えていき、日常の生活の中に様々な人権が存在し、変化していきます。

また、若い頃には考えも及ばなかった高齢者のかかえる人権問題が今は自分もそういった年齢になり、自分の問題となってきている事、当然加齢で動きづらくなってくるだろう自分の身体を考えた時に障害を持つ人への理解、他人事だと思っていた多種多様の人権問題すべてが、自分の問題でもある事に気づかされたと話されました。

そして、人権は教育ではなく、教えられるものでもなく、感じるもの、気づくものだと思うと話されました。

 

 

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人権を考えるような時代ではなかった戦時中、『お国のため』と大事な息子を死ぬと分かっている戦場へと見送った母の思い、そして死を覚悟で去りゆく子どもの思い、一瞬にして多くの命を奪った戦争、あの時代から70年を迎えています。

長崎の原爆投下で妻を亡くし、幼子を残して死にいく思いを書かれた永井隆医学博士の『この子を残して』や『長崎の鐘』のエピソードを聞き、また、『リンゴの唄』を悲しげに歌う戦争で3人の肉親を失った並木路子の話、戦争直後の歌『星の流れに』・・・・など、曲一つ一つの持つ時代背景を教えていただきながら、軍歌や復興への願いを込めた歌の数々を先生のキーボード演奏に合わせ、一緒に歌いました。

戦争で手足を失い障害を持たれた人の当時の人権を考えると、人権を尊重される今の時代で生活を送れる幸せがあるはずなのに、世の中には人権を考える出来事が多いような・・・・

介護施設等から受ける老人虐待や手塩にかけて育てた我が子からの虐待など、高齢者の人権が変わりつつある事を憂いて、手紙~親愛なる子供たちへ~の詩を紹介していただきました。

苦労をかけ育ててもらった事を忘れがちな若者へのメッセージとしてご講演されているという事でした。

 

本日の学習会は人権への気づきを多数感じられた事でしょう。永松先生、ありがとうございました。

次回は8月7日(金)午前10時から加西市人権教育協議会 会長 岩田 勝 氏を講師にお迎えし、『いのち うた こころ』をテーマに開催します。