7月19日(日)親子盆栽教室を開催しました。

中央公民館が平成27年度より開催している夏の子ども講座の一つで、 今年は親子14組42名が参加され、 盆栽研究会の皆様も合わせ総勢51名が集まって、丸山公園で実施しました。

    小さい頃、自然の中で、時間も疲れも忘れて夢中になって遊んだという子どもの頃の体験は、年を重ねている世代なら、誰しも懐かしく振り返ることが出来ます。 子ども時代は、山や川・田んぼなどの自然の中で、汗を流しすり傷をつくりながらも、涙をこらえ笑い合い友だちと共に冒険心に満ちた挑戦をしたものです。 その体験が、忍耐力や感性を大きく育み、知恵や社会性を身につけ、憧れや夢、自信を生み出していくのです。 大人になって問題を乗り越える力になるのはこのような子ども時代の体験や経験です。

    中央公民館では、インターネットからの表面的な知識の習得や大人が作ったものを使う疑似体験しか知らない子どもたちの成長を危惧します。 今の子どもたちに足りないのは、五感を通した実感を伴う理解を生む「本物の体験」だと考えます。 一世代前の者なら知っていた、大切なものを自然の中に見つけ、本気になって自然や友とぶつかり合い、夢中になって体と感性を働かせる体験です。

   親子盆栽教室では、そうした子どもたちの「本気」を引き出す体験を、盆栽に仕立てていく植物の採取から始め日々の盆栽の手入れの仕方を通して、伝えたいと思っています。 盆栽は普通のガーデニングと比べて、仕立てるのに長い時間がかかります。毎日世話をすることにより小さな苗が少しずつ変化していく姿に愛着を感じます。 盆栽を家族で大事に育てることは、盆栽を通して家族や親子の物語を紡いでいき、家族の歴史の1ページになるような宝物づくりをすることになると考えています。

( 加西市中央公民館長 美藤 )